HOME > お墓を建てる > お寺か霊園か

お寺か霊園か

埋葬にあたり何がベストか。寺院墓地か、霊園か、自然葬か、納骨堂か?

1)お寺

(祈祷寺、観光寺以外の一般のお寺は墓地を分譲しています。満杯かどうかは問合わせしないとわからない)
touro.jpg


◎寺院墓地

いわゆる菩提寺といわれる寺は我が家の亡くなった家族の菩提を弔い、あの世での暮らしがより良くなるように追善供養する場と残された人への癒しの場で、お墓とそれを行う僧がセットになっている。この墓地が埋葬方法としてはとてもリッチな方法であると思いますが、条件があります。それは良識あり、善良な和尚のいる寺でないとダメということです。 善良で人々の悩みや苦しみを少しでも和らげて下さるような和尚のお寺でお墓を持つことが仏教徒なら最高なのだと思います。東大島田裕巳先生は「葬式は、要らない」という本まで出版したリベラル系の方ですが、良い和尚のいるお寺なら私もほしいと本音を言っています。私たちは長年仕事を通じた経験で不良で尊敬できない寺院とは交流しないことにしています。寺院墓地はですから、距離だけでもなく、永代使用料だけでもないのです。


◎霊園墓地

霊園は公立霊園、私立霊園とに分かれます。公立霊園は各自治体が保有して東京都の場合は都立霊園が代表的なもので各市、昭島市、八王子市などが持っている市営霊園もあります。全て宗教不問です。一定の申込み基準があります。都民になって3年以上とか、遺骨を保有していないと申し込めないとかありますので、ご希望の方は弊社までお問い合わせください。

東京都の場合は最近は毎年一回7月に募集しています。当選者には12月頃引き渡しとなります。私立の霊園は八王子、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県などに分散してあります。規模は大中小とあります。最近は都内のお寺のいくつかが霊園をもっています。霊園は求めやすいのですが、お墓の中のお掃除や、お墓の不都合な事はすべて使用者負担となっています。また僧侶や神官などご法事の際は使用者が手配することになります。高齢になると草むしりが大変の様であちこちに雑草生い茂るお墓をみることがあります。霊園を選ぶ際はしっかりした経営者のいるところを選ばなければなりません。


◎自然葬【樹木葬・散骨-海や、河、山林などに--】

少子高齢化に伴うと後を承継する問題、長寿とともに親戚縁者の減少で盛大な葬儀もしなくなり、埋葬方法も簡素化を余儀なくされている方も多くなりました。お子様がいない人、結婚しなかった人、後継者がいない人などに喜ばれる埋葬方法ですが。景気低迷も重なり、ちょっとさびしい感じもします。 樹木葬と名前はジェントルですが、ご遺骨が木々の肥料になってしまうわけです。 


◎納骨堂

納骨堂はお墓ではありませんが、自然葬同様、少子高齢化と低迷した景気の影響で今人気が出てきました。唯ビル内の為、お彼岸には人が殺到しお参りできないなど新たな問題も起きています。地震の場合も不安が残ります。 当面のご遺骨安置には価格も安い面(80万円ら100万円内外)宜しいとは思いますが、お子様がおり、ずっと長くお墓を持とうと言う方には不向きです。 お子様や、お孫さんがいる家庭には土に帰る事ができる大地のお墓が良い事でしょう。安くて良い墓地もまだまだあります。

寺院墓地の良いところ とにかく自宅近くにあるのでいつでもお墓参りができる。ストレスがたまらない。
交通網は完備している上、近いので時間が掛からない。
お墓参りが思った時にできるので故人をお墓に隔離したのでなく、お祀りした気持ちが強く、心が満たされる。
したがって、ご夫婦の片方をなくした場合、残った方はショックから日常生活への立ち直りが早くなります。
墓地使用料は都営霊園よりも安い場合もあり、広さに拘らなければ都営霊園より安くお墓が建てられます。
寺院墓地を持つことは旦那寺を持つこと、みんなで協力して寺を良くすることは責任感の強い人を育みます。
菩提寺の住職に、困ったことや相談事があったらお知恵を拝借できること。
墓域が霊園ほど広くないので、我が家のお墓は見つけやすくお参りしやすい。 
寺院墓地の悪いところ 年間管理費と維持費が霊園等に比べ若干高い。年間管理費は1万円内外のところが多い。
霊園と比べ、お寺側の人々と関わりがあるので、人との関わりを持ちたくない人にとっては煩わしい。
元来任意のことですが、多少の寄付をお願いされることもある。


2)公営霊園

特に都営霊園は現6ケ所の霊園が募集を年一回行っています。


touro.jpg

都立八柱霊園 前列右は弊社施工墓所(当社に手続きを依頼の後当選した方の墓所)しっかりした施工(水平と縦方向がしっかりしている)でもう安心です。基礎工事も鉄筋入りで万全を期しています。

(青山、谷中、八柱、多磨、小平、八王子各霊園)抽選でなかなか当選しません。
弊社は年中申込受付の相談を行っています。
公営霊園の歴史:明治以降東京府が霊園開発に着手、東京市に譲渡しました。1874年(明治7年)、青山霊園、谷中霊園の開園は公営霊園としては本邦初のことでした。


都立(公営)霊園の
良いところ
比較的近距離にある。
交通がしっかりしている。
霊園としての環境基盤がしっかりしている。
青山葬儀場など、大型葬儀もできる施設がある。
管理費が比較的安い。
公営霊園の
悪いところ
年一回の公開抽選・当選倍率は30倍程、購入できるのかどうか当てにならないもどかしさがある。
寺院墓地ほどの近距離にはなく、遠いこと。
墓地使用料が民間と比べ高いこと。
霊園入口から墓地までが遠く、年配者にはかわいそう。広すぎてせっかく霊園まできているのに、我が家の墓にたどり着けないことも。
霊園内の治安が不安であること。置き引き、かっぱらいなどが起きやすく参拝に注意を要する。

3)民営霊園

八王子、町田、所沢、千葉、成田、牛久、御殿場などの各市に大きな霊園があります。

reien.jpg

民間霊園の良いところ 良質な霊園は公営のものより施設のメンテナンスが行き届いている。
墓地使用料は一般的に公営霊園より高い。
民間霊園の悪いところ 良質な霊園は郊外にあり、距離が遠いこと。
中小の霊園は環境基盤が弱く、施設が調っていない。
お墓の中にご遺骨を隔離した感じがしない訳でもない。年齢と共にお墓参りが思うようにできない。ストレスがたまる。

4)室内墓所

最近都内にビル内に遺骨を収蔵し、利用者各家の祭壇を作り参拝者が呼ぶと収蔵部屋から遺骨が祭壇に移動してお参りできる納骨堂ができました。価格が安いため人気があるそうです。屋外の墓地とは違う遺骨の収蔵施設ですが将来ビルも老朽化して建て替える時はどうされるんでしょうその辺が気にかかります。

5)樹林葬

東京都もこの形式の墓所を公募している。植樹してある土地に穴を堀り多くの遺骨を埋葬します。個人のお墓というよりも合同墓、合葬墓というべきもので子供がいない家庭、独身者、低費用で埋葬したい方が利用する埋葬形式です。あとで個人的に特定故人の遺骨を収集することは原則できない。

6)海洋葬

海に散骨したい人が行う埋葬形式。専門の業者もあり、遠く洋上に出るため費用は安くなく小さなお墓を作るくらいの費用が掛かる。

7)散骨

遺骨をさらに細かく粉砕し、粉上にして野山にまく埋葬でなく、散らす、最近の葬送方式。利用者はまだ少ないと思われる。一般には埋葬の文字の通り遺骨は葬り、埋めるものだからであるが。少子化等で増えていくかも知れない。

結論:

本来あるべき墓地の姿は、すぐ近くにあることです。都会ですからそれはお寺か、公立霊園しかないのが実情です。
良識ある住職のいるお近くの寺院墓所を選ぶのが一番贅沢な話です。気軽にお付き合いできる寺院を紹介しています。
都営霊園などは、もしかして当たるかもしれない程度に思っていたほうが落胆が少ないです。急のニーズに対応していません。
郊外の民間霊園には立派なものが少なくありませんが、若いうちは車も運転できるので良いのですが、年を取った時に困るのです。
コラム欄にも述べましたが、三月の彼岸過ぎ、御殿場の富士霊園に行きました。広大な霊園にはほとんど人は来ておらず、お花はほとんどあげられていません。
ところが弊社のそばの寺院のお墓(日暮里駅徒歩5分)は殆どお参りが済まされていました。
一軒一軒、花が活けられ、それは楽園のような花盛り。もう一方の富士霊園はさびしい静寂のまま。そこが、霊園とお寺の違いだと私は気付いたのでした。(寺院墓地は遠い霊園墓地と違って暖かな感じがするのが不思議です。)すでに霊園をお持ちの方も、寺院の墓地をお持ちの方もいらっしゃると思います。お墓はとにかくお参りしないと無きに等しいものです。お持ちの方は折につけお参りし、心の荷を軽くいたしましょう。これからお求めの方はよ-くお考えの上、慎重にお求めください。お墓はお参りするところ、お祭りするところというお考えをお持ち下さればよいでしょう。ご承知でしょうが、ご遺骨を封じ去るところではありません。

s-DSC_0397.jpg s-IMG_2498.jpg

広大な洋式墓所の富士霊園 ここまで来るのが疲れる。いつもお花が絶えない身近なお寺の墓所。

自分が老人になるという確実な予測に若者はピンときません。いずれ自分が困る時が必ずやってきますので、近くの墓地をお勧めしています。

トップへ